解説 催眠、催眠療法(ヒプノセラピー )とは


基礎知識

私たちの思考や行動には、「潜在意識」が大きな影響を与えています。実は、潜在意識が占める割合は全体の約8割とされ、普段自覚している「顕在意識」はわずか2割ほどと言われています。

例えば、「ジムでトレーニングを続けたい」「資格の勉強を頑張りたい」「仕事をもっと楽しみたい」といった目標を顕在意識では強く思っていても、潜在意識に否定的な感情があると、行動に移すのが難しくなることがあります。

そこで役立つのが催眠暗示療法や自己催眠です。これらの手法は、潜在意識の力を活用して、不安や恐怖といった精神的な問題を解消したり、自信や能力を高めたりすることで、「なりたい自分」に近づくためのサポートを行います。


催眠は怪しい?そんなことはありません!

テレビの催眠ショーを見て、「催眠って怪しい…」と思ったことはありませんか?確かに、あのようなショーには誇張や演出が多く含まれています。場合によっては、過剰な演出や「やらせ」に近いものもあります。

さらに、一般的な催眠や催眠療法の中にも、誇大広告や過大なアピールが見られることがあります。しかし、実際の催眠はそんな「特別なもの」ではなく、私たちの日常生活に溶け込んだ、自然な状態の一つなのです。

日常生活で体験する「催眠」とは?

例えば、こんな経験はありませんか?
• 考えごとをしながら自宅までの道を歩いていて、気づいたらもう家に着いていた。
• ゲームやスポーツに集中していたら、あっという間に時間が過ぎていた。
• 電車でうとうとしている時、降りる駅に着いた瞬間にハッと目が覚めた。

これらはすべて「催眠状態」の一例です。催眠とは、リラックスしながら高い集中力を発揮している状態のことを指します。この状態は、私たちが日常的に何度も体験しているものなのです。

催眠と催眠療法の違い

テレビで見られる「ショー催眠」や「催眠術」は、催眠中に暗示をかけて人を面白く見せることが目的です。一方で、催眠療法は心の改善や目標達成をサポートするために行われます。

催眠療法を手術に例えるならば、催眠は「麻酔」の役割、そして暗示は「手術そのもの」の役割を果たします。

催眠療法の具体的なアプローチ

催眠療法では、「暗示」の内容がとても重要です。例えば、「セックスが怖い」と悩んでいる人に、「セックスが好きになる」という直接的な暗示をかけるのは三流のやり方です。本当に必要なのは、催眠中にその人が抱えている恐怖の原因を探り、根本的な課題に働きかける暗示を行うことです。

また、THIRD催眠療法店舗ではNLP(神経言語プログラミング)の技術を用いて、お客様一人ひとりに合わせたプログラムを設計します。必要に応じて「アンカー(錨)」を設置し、特定のタイミングでポジティブな効果を発揮できる仕組みも構築します。


催眠は怪しいどころか、私たちの日常に深く関わり、心をより良い方向に導くための自然な手段です。あなたもその力を体験してみませんか?



ヒプノセラピーを受ける前に知っておいてほしいこと

ヒプノセラピーは、自己催眠や自己暗示をサポートするためのセッションです。これらは、自分一人でも取り組むことができますが、トレーナーをつけて行うトレーニングと同じように、専門家のサポートを受けることでより効果的に学ぶことができます。

私たちが目指しているのは、セッションを継続的に受けていただくことではありません。自己催眠や自己暗示のやり方を身につけ、自分自身で活用できるようになることこそが、最も重要だと考えています。

過去の経験と向き合うために

人生の中で起こる「嫌なこと」も、いずれは経験として役立つ場合があります。多くの過去の出来事は、自分の行動の結果や物事の受け取り方に起因していることが少なくありません。そして、それらの記憶を「忘れる」ためには、新しい経験を積むことや、時間をかけて消化していくプロセスが必要です。

ヒプノセラピーと科学的根拠

催眠やNLP(神経言語プログラミング)、暗示の効果は科学的に実証されている部分もありますが、ヒプノセラピーそのものの有用性については、まだ研究段階の領域もあります。また、効果には個人差があるため、過度な期待は避けるべきです。

ただし、ヒプノセラピーをカウンセリングと併用することで、自分の心を整理し、新たな視点を得たり、問題解決への糸口を見つけたりするサポートとして活用できます。私たちは、このセッションを通して、少しでもお客様の状況改善や前向きな一歩の手助けができればと願っています。

自分らしく、前を向くためのツールとして、ヒプノセラピーを体験してみませんか?

催眠に入らなくても、言霊、暗示の力は大きく作用します。


プライミング効果とは?


プライミング効果とは、先に受けた刺激(プライマー)が、その後の行動や判断(ターゲット)に影響を与える現象を指します。この効果は、無意識のうちに処理されることが特徴で、主に次の2つのレベルで起こります。


1. 知覚レベル(知覚的プライミング効果)

刺激の見た目や形、音などの感覚的な要素が関係し、大脳皮質のそれぞれの感覚に特化した領域で処理されます。


2. 意味レベル(意味的プライミング効果)

言葉や概念など、意味を伴う情報に関係し、側頭連合野などの大脳皮質が関与します。


プライミング効果を活用して自己成長へ


プライミング効果は、私たちの日常生活に自然に起こる現象です。これを上手に活用すれば、無意識の力を使って自分の思考や行動をより良い方向へ導くことができます。


例えば、ポジティブな言葉やイメージを自分に繰り返し与えることで、前向きな感情や行動が自然と引き出されるようになります。ヒプノセラピーやNLPでは、このプライミング効果を活かした技術を用いて、お客様の目標達成や自己改善をサポートします。


無意識の力を味方につけて、より良い自分を目指してみませんか?


催眠による能力向上とは?

催眠を活用することで、さまざまな能力向上が期待できます。以下のような効果が具体的に挙げられます。

1. 目的達成

• モチベーションを高め、目標に向かう行動を促進します。

2. 本番でのパフォーマンス向上

• 集中力を高め、必要なタイミングでスイッチを切り替えられるようサポートします。

3. 将来のビジョンを明確に

• 「なりたい自分」や「自分の生きる意味」を見つけるお手伝いをします。

4. コミュニケーション能力の改善

• 人との対話や関係性をスムーズにする力を引き出します。

5. 内面の自己啓発

• 自信を育み、プラス思考や物事の捉え方を変えるきっかけを作ります。感情のコントロールも可能です。

6. 心身のリラックス

• 不安や恐怖を和らげ、ストレスをうまくコントロールすることで心を穏やかにします。

催眠をもっと身近に体験してみませんか?

催眠や催眠療法は、日常生活でのパフォーマンスを高める強力なツールです。
興味のある方は、以下のリンクからお近くの店舗でお気軽に体験いただけます。

催眠療法を通じて、あなたの可能性を広げる一歩を踏み出しましょう!

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