YouTubeをこれからはじめる、あるいは既にはじめているフォロワー5,000人以下の方へ(5,000人以下で伸び悩んでいる方は、その方法を知らないか、知っていても本当にはYouTubeの仕組みを理解していない方だと思います)

まず最初に、既に市場が飽和状態のYouTubeで生計を立てるのはとても難しいです。同じような動画が溢れていますし、YouTube初期の競合が少ない時期に、ある程度のフォロワー数を得たアーリーアダプターに同じようなジャンルで勝つには、相当の企画力、撮影スキル、編集スキル、本人のキャラクター性、サムネ作成スキル、資金力等が必要となるからです。

フォロワー数が1万人以上のYouTuberは、全体の2〜3%と言われています。フォロワー数よりも再生数がキモですが、それでもやはりひとつの目安として、1万人くらいではとうてい生活は難しい水準です。

YouTube動画の収益は、いろいろな基準によって左右されます。1再生0.1円、というのが広がっていますが、実際には、0.1〜1円くらいまでレンジがあり、視聴者年齢と視聴者の国、によって概ね決まっています。
若い人よりは中年層以上のお金がある年代が視聴しているほうが有利ですし、日本よりは米国等の平均給与が高い国の視聴者に見られたほうが有利です。さらに、動画の内容がYouTubeのコンプライアンスに適合しているほうが有利です。大麻や暴力、性を扱ったものは、比較的広告がつかないか、ついても限られるため、あまり収益になりません。

フォロワーを獲得することと再生数を稼ぐことはイコールではありませんが、他のSNSから誘導でもしない限り、動画をまず見てもらわないことにはフォロワーにもならないので、動画を見てもらうことが重要です。
そのためには、サムネ命、と言っで過言ではありません。

一時期は、釣りサムネなども問題になりましたが、まずはクリックしてもらわないと話にもならない事は事実です。

そして、クリックした後、30秒はみてもらわないと、再生数にカウントされないため、なんとしても30秒は引っ張らないといけません。

そこで、動画の再重要おもしろ部分を導入にもってくるパターンと、じらして30秒引っ張るパターンがありますが、前者が今の主流だと思います。後者は、内容のない釣り動画の場合に主に用いられています。

そして、YouTubeでは、チャンネルの再生数や視聴維持率等を総合的に判断して、チャンネルの良し悪しを評価しています。おすすめに表示して拡散するかどうかをはかりにかけているのです。そのため、再生数の伸びない動画は削除して、チャンネル評価を高める努力をしているYouTuberも多くいます。また、30秒だけ見てもらえてもダメ、ということになります。

そこで、アカウントをつくった後にやることは、

① まずちゃんと内容の面白い動画を作成し、かつ最初の30 秒を必ず見てもらえるイントロをつくる。

② 良質なサムネをつくり、YouTubeにアップする。(YouTube studioで #をつけて動画が検索されやすいように設定する)

③ そしてその動画の再生数があがるように、YouTubeポリシーに反しない範囲でできることはなんでもして拡散する

まずはこの3点になります。ただし、ここで多くの人は挫折します。◯◯チャンネルよりは面白い動画だと思うし、余裕だと思っていた動画が、10再生、100再生しかまわらないのです。

たまに最初から数千再生回る時もありますが、なぜかフォロワーは全然増えないのです。収益化なんて先の先感がしてきます。

で、ここで収益に話を戻すと、仮に1再生0.3円とします。今は割とこのくらいのことが多いのでは、と経験と他の人の話からなんとなく思っています。(昔はもっとよかったみたいです)

そうすると、10万再生で3万円です。
10万再生回る動画の予算が3万円しかないわけです。旅動画なら東京で1泊したらホテル代で破産です。しかも、3万円程度のホテルにただ泊まったくらいで10万再生は回りません。逆に1,000円の宿があったら、そっちのほうが回るかも知れません。

少し話がそれましたが、YouTubeで生活をしたい場合、10万再生回る動画をエロ、暴力、麻薬等のゴシップ系ネタはなしに、月10本作成して、ようやく30万円になるかならないか、だと言うことです。

1本の動画を10分とします。YouTubeでは10分を超えない動画には、動画途中の広告がはいりません。そのため、収益を増やすには、基本的には10分以上の動画にする必要があります。

10分の動画の撮影には何時間もかかるのが一般的です。そして編集にも8時間くらいかかるとも言われています。自分の場合は10分の動画なら、多少こったつくりにしても4時間くらいしか編集には時間をかけていませんが、クオリティの高い動画だと8時間かかるのも納得ですし、やっぱりそういう動画が伸びる傾向にあります。

またそこには、つまらない動画も編集次第で面白くなる、という部分もあります。慣れてくると、撮影時から編集を意識したカット割、発言ができるようになるので、そうすると編集を短縮できたりもします。

あとこれも余談ですが、旅動画でも視聴者を意識して、視聴者に向けて話しかけたり擬似デートのような雰囲気をだしたりすると、YouTubeとしては人気が出やすいと思います。

自分はもともとが自分の思い出記録としての側面が強いので、彼氏と旅をして、彼氏と会話しているのをうつしています。よほどイケメン同士でもない限り、カップルチャンネルで両方が画面にでることはオススメしません。

男同士の知らないカップルが画面でイチャイチャしてるのをみて楽しいのは腐女子だけです。男性、ゲイ、一般女子の視聴者はあまりつかないと思います。他方、同じような男女のカップルチャンネルでも、どちらかが単独チャンネルで充分フォロワーを獲得してから恋人を出しているパターンはよく見ますが、最初からカップルで登場してフォロワーを伸ばしているチャンネルはあまり見たことがありません。

じゃあなんで、そんな非効率なYouTubeチャンネルにしたの?と問われたら、それは、当時ゲイマッサージに疲れていて、性やゲイ、ゲイマッサージをネタにしたり、肌色動画(イケメンのパンツ見せてネタとか、お風呂に入りましたネタ、マッサージうけてみたネタ)を撮りたくなかったことや、誰ともコラボしたくなかったことが理由です。

あわせて、父が認知症を患い、古い写真を手がかりに記憶を辿り懐かしんでいるのをみて、記録していない物事は記憶から失われることと、記録は記憶の外部ストレージになることを実感したからです。

自分は、自分の少し華やかな日常を記録することにしました。YouTubeで。
そんなわけで、自分のYouTubeにはルールがありました。

・ゲイ、エロ、肌色、マッサージを武器に使わない。

・基本的に視聴者に媚びない。自分の日常や楽しい思い出をたんたんと記録する。

・YouTubeのために、何かをやらない。やりたくてしたことを淡々と記録する

です。

それは、視聴者に媚びてやりたくないことをして、人気はでても長続きしないYouTubeチャンネルをみていて、そんな無駄なことはやめようと思ったからです。持続可能な自分のペースでやるYouTube、をモットーにしました。

ここから先は、では、どうやってそのポンコツチャンネルを1万人にしたか、という点の解説と、その後にYouTuberの稼ぎ方が変わっている点をご説明しておきたいと思います。

まず、YouTubeのフォロワーを増やす方法ですが、なぜあのチャンネルがあんなに再生数が回っていてフォロワーが多いんだろうと疑問に思った事はありませんか?
それはYouTubeをやればやるほど、何か引っかかりのようなものを感じてしまうと思います。



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